先月に車を売り払って、1ヶ月が過ぎた。
で、車がなくなってからここ1ヶ月の生活は、ぶっちゃけどうなのか。
一言で言って、「悪くない」のである。
自分は、地方の、市街地じゃない比較的農村地域に住んでいる。
ご近所さんの殆どは、専業にしろ兼業にしろ農家が多い。
そういう地域に居住する人間にとって、車は必需品だ(と思っていた)。
都市部と違って、電車やバスなどの、車以外の交通手段が少なく、
車がないと生活が不便で仕方がないのだ。
一家の大黒柱のお父さん達は通勤に使うし、主婦もスーパーの買い物に使う。
高卒で地元で就職する若者たちの殆どは、高校在学中または卒業してすぐに運転免許を取得する。
じゃないと会社に通えないから。
車を運転しない成人はお年寄りぐらいだろうか。
車は、一家に一台どころか、一人一台レベルなのだ。
自分も、東京から田舎に戻ってすぐに免許を取り、約30年間ずっと車を所有してきた。
車のない生活なんて、ちょっと考えられなかった。
しかし今回、70万円というあまりに高額な車検代に恐れをなして、車を手放すことを決意。
廃車にしようと決めた17年落ちの愛車は、5万円で売れた。
車がなくなっても、この収入が不安定な今の状況で、新車を購入する気にもなれず、
考えた末に、とりあえず、車のない生活を選択することに。
そして、やってみるとこれが、車がなくても「何とかなる」ものなのだ。
今のところ、どうしても不便だと感じることはまだない。
今、会社勤めをしていないので、通勤に使うことはない。
月一のハロワや美容院も電車と徒歩で行けた。
食材や日用品は、イトーヨーカドーのネットスーパーやコープデリを利用している。
ただ1点、ちょっと不便だなーと感じることがあった。ゴミ出しだ。
重めのゴミがたくさんある時は、やはり車に全部積んで1度で一気に運んでしまった方がいい。
ゴミステーションまでは徒歩1、2分程度なので、歩くのはわけないのだが、
たくさんの重いゴミがを両手に抱えて何往復もするのは合理的じゃないのだ。
先日も、紙の重いゴミを両手に持って3往復ほどした。
この界隈でそんな奇妙な行動をする住人は自分ぐらいだろう笑。
どっかでご近所さんが見ていたら、
「ももこさんは一体何をやってるんだ⁇」と不審に思ったに違いない。
この「ゴミ運び」の作業は、体力的にキツいというよりは、ツマラナイ、のである。
ま、「いい運動になる」とポジティブに考えて乗り切るようにしたい。
まとめると、田舎で車のない生活を送れる条件は、以下の3つだと思う。
①通勤に車を使わないこと。
②徒歩圏内にスーパーやドラッグストアなどの食材・日用品を買えるお店があること。
または、宅配やネットスーパーを利用して、食材・日用品の調達ができること。
③市街地へ通ずる電車の駅やバス停が、自宅から徒歩圏内にあること。
上記のうちどれが欠けても、田舎での車なし生活は実現が難しいように思う。
でも、市街地に行く用事が全然ないなど、人によっては③は必須ではないかもしれない。
そしてもう一つ、必須ではないけれど重要なポイントが。
それは、「歩くことを楽しめること」だ。
歩くことが苦痛でたまらない人は、田舎での車なし生活はキツいと思う。
自分も初めは、歩くのなんてめんどくさいと思っていた。
しかしこれがやってみると、意外にも楽しかったのだ。
昨日もトータルで3時間近く歩いて、疲れたことは疲れたのだが、
日頃の運動不足解消になるし、疲労感を却って心地よく感じた。
そうは言っても、ぶっちゃけ今日は激しい筋肉痛ではあるのだが。
それから、車でしか通らなかった場所を歩くと、
新たな発見があったり、初めてのお店に入って買い物できたり、色々と楽しいこともある。
でもまあ、最寄駅やバス停まではなるべく近い方がいいのかもしれない。
どのくらいを徒歩圏内とするかは個人差があると思うが、
自分の場合は電車の最寄り駅まで徒歩20分。これは、自分の基準でギリギリだ。
30分とかそれ以上に、駅まで歩くのに時間がかかったとしたら、
ちょっとやる気が失せてしまったかもしれないと思う。
さて今後、ちょっと試してみたいことが。
大きい声じゃ言えないが、出先でのランチ飲み、だ。
今までは、どっかでランチした時、フラッと飲みたくなっても運転があるから出来なかった。
でもこれからは、電車と徒歩なら、昼間から外で飲み歩いても別によくね?
これは先月のハロワ帰りのぼっちランチの際に閃いたのだ。悪魔の囁きがしたのだ。
ゆる反省会であーでもないこーでもないとごちゃごちゃ決めかねている、
自分と飲酒との折り合いについては、ちょっとだけ置いておいて、
この「ランチ飲み」、を楽しまない手はない。車なし生活の間にぜひとも実行したいものだ。
もちろん、そんなにしょっちゅうやるわけじゃない。月一ぐらいのご褒美として。
今からワクワクする。
せっかくなので歩くことを目一杯楽しんで、車なし生活のメリットを満喫したい。
あ、あと、忘れてはならないことは、車を持たないことでの金銭面でのメリットだ。
車の購入費はもちろんのこと、1年に1度の自動車税39600円、2年に1度の車検代、
毎月払っている自動車保険3230円何某、ガソリン代、
微々たるもんだけどJAFの年会費4000円、などがかからなくなる。
もちろん、ガソリン代の代わりに電車で移動する際の電車賃はかかるけれども、
今のとこ月に1、2回隣市に行く程度なので、大した金額じゃない。
今月から毎月の自動車保険3230円が引き落とされないかと思うと、なかなか嬉しい。
以上、車なし生活をやってみて言えることは、
住んでる場所が田舎であっても、車は必ずしも必需品ではない、ということだ。
車がなくても何とかなるし、車のない生活の良い面も多々ある。
そのうち、「車がなくても田舎暮らしができる♪」なんてタイトルで本が書けそうだ。
コメント
歩くのが苦になる人じゃなくてよかったね😁
ランチ飲みのメリット。ははは、確かにそうだね。
今まではそんなことしちゃ酔っぱらい運転必須状態だったんだもんね。
歩くのはやっぱり健康にも良いし、きっといいことしかないよ。
本書いてよ。
Kindle出版なら意外とお手軽に…😁
歩くの、楽しいです♪ 走りたいぐらい(笑)
にゃんたさんに軽蔑されそうで、お酒のことブログに書きづらくなっちゃったんですが、
でも、ランチ飲みは我ながらグッドアイデアなので、つい書きたくなっちゃって(^^;
Kindle出版はハードル低めですよね。
にゃんたさんもいかがですか😁