昨日の日曜日に、朝から血眼になってブログ引っ越し作業を黙々とやっていると、
11時ごろ、ピンポーンと玄関チャイムが。
出ると、向かいのお宅の方だった。
向かいのお宅は、だいぶ前に老夫婦が亡くなられた後、半空き家に。
年に何度か、お盆とかGWなどの連休中だけ、
首都圏で生活されている娘さんご夫妻が泊まりにいらっしゃる時に使われて、
農作業など田舎暮らしを楽しまれてるようだ。
お庭は、定期的に造園屋が出入りしていて、半空き家とは思えないほど手入れが行き届いている。
うちの庭よりよっぽど綺麗だ。見習わねば。
いらっしゃったのは、その娘さんの姉妹?にあたられる方のようだった。
自分より少し年配の世代の方だと思う。
なんでも、普段は山の方でお一人でお住まいだそうだが、
寒い時期に一人だと危ないので、冬の間だけお向かいのお宅に住まわれるとか。
その引っ越しのご挨拶にお菓子を持って来てくださったのだ。

いただいたのは中村屋さんの焼き菓子。
ガトーショコラとクリームチーズケーキ。
中がしっとりと濃厚で、とても美味しい。
自分、日曜日は、朝起きてから着替えもせずパジャマのままカーディガンだけ羽織って、
必死こいてブログ引っ越し作業に追われていた。
寝起きのままだったので髪もボサボサだ。
そんな格好で応対するのが恥ずかしかったけど、どうにもならない。
「こんな格好ですみません、、(^_^;)」と、なんとか愛想笑いを作った。
このお向かいの方、お一人、とのことだが、
どういう「おひとりさま」なのかちょっと気になった。
「おひとりさま」と言ってもいくつか種類があるからだ。
①結婚歴ゼロ・子なし
②結婚歴ゼロ・子あり
③離婚歴あり・子なし
④離婚歴あり・子あり
⑤死別・子なし
⑥死別・子あり
ちなみに自分は①に該当する。
結婚歴なし、子供なし、の正真正銘のおひとりさまだ。
自分、個人的には「子あり」の方は「おひとりさま」じゃないと思うのだが…
しかし②の方だけは例外に思う。
ある意味、③〜⑥の方々以上に「おひとりさま」だと思う。
「おひとりさま」を定義する上で、結婚歴があるかないか、が重要なポイントになってくるのだ。
まあ、その話は置いておいて、
このお向かいの方がどの種類のおひとりさまなのか、ちょっと気になった。
もし自分と同じ、正真正銘のおひとりさまであれば、俄然、親近感が湧く。
友達になりたいとすら思ってしまうかも。
人は自分と同じ匂いがする人とは仲良くなりたくなるものだ。親和欲求ってやつだ。
こんな、社交的でないコミュ障の自分ですらそうなのだ。
それにしても、人づきあいが煩わしく、
極力、他人と関わりたくない、というスタンスで生きている自分にしては、
親しくなってみたい(①であれば)、という感情が芽生えることは珍しいことかも。
長引く引きこもり生活で、よほど人恋しくなっているのだろうか。
さて、このお向かいのおひとりさまの種類、①ならなんとなく嬉しいけれど、
まあ可能性としては③〜⑥あたりだろうな。②は①以上に少数派だと思うし。
それにこの方、昔主婦でしたオーラが漂っている。
大体、正真正銘の生粋の中年のおひとりさまなんて、都会じゃ珍しくないだろうけど、
うちみたいな田舎じゃ滅多にいない。
この界隈で50代独女の一人世帯なんて、うちぐらいだろう。
自分がいかに異色な存在かということだ。
時に、この田舎で、どうしようもない生きにくさを感じるのはそのせいだ。
でもまさか、初対面の方に、
「正真正銘のおひとりさまですか?」
なんて聞けるはずがない。
自分だってそんなこと唐突に聞かれたら嫌だ。
ま、そのうち分かることかもしれないし、分からないかもしれない。
隣のおじさんならその辺のこと詳しそうだけど、
わざわざ隣んちまで行って、「お向かいの方、どういう種類のおひとりさまですか?」
なんて聞くわけがない。
別に分からなくてもいいのだ。どうしても知りたいわけじゃないのだから。
自分は基本、ご近所さんにはあまり興味がない人間なのだ。
よく、情報番組のレポーターじゃないかと思うほど、
隣近所の誰がどうしたこうしたと興味津々のおばちゃんがいるけど、
自分がそういう種類の人間じゃないことを誇りに思う。
それにしても、自分の昨日の格好といったら。
パジャマのまま髪もボサボサ、大きい声じゃ言えないが、顔も洗ってなかったのだ。
こんなことは滅多にない。それほどブログ引っ越し作業に追い詰められていたのだが。
だらしのない格好で来客応対しなければならない自分を恥じた。
これでは、自分が目指している「家にいる時も綺麗でいる」姿の逆をいっている。
まるで干物女だ。
相手が誰であっても、イケてない行かず後家、という印象を持たれるのは嫌だ。
改めて、24時間365日綺麗でいよう、と心に誓う。
しかし人間、そんなことも言ってられない時というのもあるのだ。
体調不良の時、酔っ払って寝落ちした時なんかがそう。
自分、昨日も一昨日も酒は一滴も飲んでいなかったが、ちょっとメンタルをやられていた。
そんな時は、自暴自棄になり、何もかもがどうでもよくなるものだ。
身なりのことなんか構ってられなくなるのだ。
そういう時に限って来客があったりするのだから、神様は意地悪だ。
ま、もう過ぎたことを悔やんでもしかたない。
今後は出来る限り、常に身綺麗、を心がけようと思う。
そうだ、自分もお菓子のお礼に何か持っていけばいいのか。
でも引っ越しのご挨拶の頂き物のお返しって、特にする必要ないらしいし。
仰々しくわざわざ買ってまで持っていくと、先方も恐縮だろうし。
まあ、親戚からお歳暮か何か頂いて、自分一人にはたくさんすぎる時とかにでも、
軽くお裾分けみたいな感じで差し上げればいいのかもしれない。
その際は、昨日とは別人のように、綺麗になってお邪魔しようと思う。
コメント
あはは。なんか深く考えすぎな気がする。
感じ良い人だったらお友達になっちゃえばいいじゃん。
お土産、センス良さそうだからきっといい人。
まー、ものくれる人は大概いい人😁
近くで工事しますんでって工務店が持ってくる名前入りのタオルはいらないけど。
お菓子も美味しかったし感じのいい方でした。
でもあたし、基本人見知りなもので、ごちゃごちゃ考えちゃうんですよねぇ(^-^;
ほんと、タオルは名前入りじゃなくて、せめて無地にして欲しいですよね。