お金ネタばっか続いてたので、たまには路線を変えてピアノのことでも書こう。
ショパンコンクールの本大会が始まった。
日本人出場者が多かった昨日の1次予選、ライブネット配信に釘付けになってしまった。
ショパコンをまじまじと観るのは(オンラインでだが)人生で初めて。
予備予選の時も、東京2020そっちのけで夢中になった。
なぜこんなに興味津々になったのか。
自分がピアノを再開したこと、が一番の理由であるに違いない。
1回目の緊急事態宣言の数ヵ月前頃からか、無性にピアノが弾きたくなり現在に至る。
ピアノを再開したのは今回が初めてではない。
14歳で10年間習ったピアノをやめた後、マイピアノブームは不定期に何度か訪れた。
けれどいつも刹那的なもので、長くは続かない。
少しの間熱を入れて弾いても、すぐに冷めてしまい、また何カ月、何年もプッツリ弾かなくなる。
そんなことの繰り返しだった。
ピアノは、自分にとってさほど重要ではなかったのだ。
でも今回は違う。再開してもう2年近くなるけど、全然飽きない。
どんだけ弾いても飽きない。もっともっと弾きたい。1日中毎日でも弾いていたいのだ。
そして本気度が違う。『上達したい』という強い思いがある。
コロナ禍で、わざわざ東京まで何度かレッスンに通ったほどだ。
なぜ自分の中で、今この歳になってこのタイミングでこんなにもピアノ愛が強くなったのか、
全くわからない。
でもそんな自分が嬉しくてたまらない。
この歳にして、生まれて初めて一生涯続けて行きたい大好きな事に出会えたのだから。
それまでの自分は、大好きな事なんて何一つない人間だった。
でも今はピアノがある、本当に嬉しい。
今やピアノは、2度と失いたくない自分にとってかけがえのないものだ。
ショパンコンクールで一番に応援しているのは反田恭平氏。
反田氏の『無言歌集』がたまらなく好きなのだ。
デビューアルバムの華々しい難曲ぞろいの『リスト』より、なぜかずっと好き。
本当に心に染みる。
昨日の1次予選、なんとなく予備予選の時より緊張されている感じがしたのだけど、
どうか無事2次予選に進めますように。
次はまたお金ネタに戻そう。
人は、他人の、特に同世代同境遇のお財布事情は気になって仕方ないのだ。
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